親の自立と家族の安心を両立。施設でも同居でもない、第3の選択肢「トレーラーハウス」という新しい答え

鈴木様インタビュー

「親が一人暮らしを続けるのが難しくなってきた。でも、同居は難しい…」 。

多くの家族が直面するこの切実な悩みに、一つの新しい答えを見つけたご家族がいます。

医師から「この状態では一人暮らしは厳しい」と告げられたお父様のため、鈴木様ご一家が選んだのは「トレーラーハウス」での近居という選択でした 。

お互いのプライバシーを尊重しながら、すぐそばで見守れる安心感 。

お父様が「ここが一番住みやすい」と心から満足し 、家族の形を理想的に変えたその暮らしについて、鈴木様に詳しくインタビューさせていただきました。

トレーラーハウス導入前の課題
  • 高齢の父親が一人で暮らすことが困難になり、家族で見守れる環境が必要になった。
  • 実家の増設や建て替えは現実的ではなく、ペットがいるため同居も難しかった。
  • 施設への入居も検討したが、父親の生活の自由度やプライベートを尊重できる方法を探していた。
トレーラーハウスを選んだ理由と決め手
  • 一般的な住宅建築に比べて、短期間での設置が可能だったこと。
  • 問い合わせた際の業者の対応が丁寧で信頼でき、父親の希望に合わせた自由な設計が可能だったこと。
  • 段差のないバリアフリー設計や、将来の介助を見越した広いスペースなど、父親の暮らしやすさを最優先したレイアウトを実現できたこと。
トレーラーハウス導入後の効果や変化
  • 父親の様子を見に行くことが「わざわざ」から「ついで」に変わり、家族の精神的・時間的な負担が大幅に軽減された。
  • 父親自身が新しい生活に非常に満足し、「ここが一番住みやすい」と語るなど、精神的な安定につながった。
  • 「近すぎず、遠すぎず」の絶妙な距離感が生まれ、お互いのプライバシーを尊重しながら安心して見守れるという、理想的な関係を築くことができた。
目次

父の一人暮らしに限界。同居の難しさから見出した「トレーラーハウス」という選択肢

トレーラーハウスを導入される前の状況についてお聞かせください。

鈴木様:父は介護が必要というほどではなかったのですが、自分で買い物に行けなくなっていたので、2週間に一度くらいのペースで私たちが買い出しをしていました。以前、自分で料理ができないこともあって、ゼリーのようなものばかり食べていた時期があり、その結果、栄養失調や脱水症状を起こしてしまったんです。

最初のうちは月に一度くらい様子を見に行っていたのですが、だんだん父の車の運転が危なくなってきて、これはもう運転はやめてもらおうと、私たちで必要なものを届けるようにしました。

そのうち、物忘れが増えてきたり、家に一人でいる時間が長くなってしまって、周囲との交流もほとんどなくなり、孤独感が強まっていったんです。そして、次第に歩くことも困難になり、一度病院に連れていったときには、「この状態では一人暮らしは厳しい」と医師から言われました。

そうした状況のなかで、これはもう今後の生活をしっかり考えなければいけないと、家族で話し合いを始めるきっかけになりました。

ご自宅で同居するということも検討されていたんですか?

鈴木様:一緒に住むという話も出たのですが、家の増設が難しかったり、うちにはワンちゃんがいることもあって、なかなか現実的ではなかったんです。そういった状況の中で、父の生活リズムを大事にしたいという思いが強くあって、だったらトレーラーハウスの方がいいんじゃないか、という話になりました。

それに、お互いに干渉しすぎず、でもすぐそばにいるという距離感が、トレーラーハウスならうまく保てるなと思ったんです。そういう意味でも、同居よりもトレーラーハウスという選択が、うちには合っていました。

迅速な対応が決め手に。父の暮らしやすさを追求したトレーラーハウスのこだわり

トレーラーハウスを選んだきっかけをお聞かせください。

鈴木様:今お話したように、同居や家の増設は現実的に厳しい状況でした。それで一度、ハウスメーカーさんにも相談してみたんですが、納期が1年以上かかるということで、「そこまで待てないな」と感じていたんです。

そんなときに、もともと姉から「トレーラーハウスっていう選択肢もあるよ」と聞いていたのを思い出して、インターネットでいろいろ調べはじめました。そうしたら、共伸さんのホームページを見つけたんです。それが、トレーラーハウスを具体的に考え始めたきっかけでした。

「とりあえず話を聞いてみようか」と会社に伺ったところ、対応がとても丁寧で、印象もすごく良かったんです。なので、もうそのときには「ここでお願いしようか」と。帰る頃には自然と、「ここで大丈夫そうだね」「お任せします」って気持ちになっていました。

トレーラーハウスを購入されるにあたってこだわったポイントをお聞かせください。

鈴木様:全体的にいろいろこだわってしまったんですが、特に意識したのはトイレなどの配置や、父が室内で動きやすいようなレイアウトにすることでした。もともと父の住んでいた家が広かったので、トレーラーハウスに移っても狭く感じさせないよう、居住スペースはできるだけ広く取りたいと考えました。

そのために、キッチン・トイレ・お風呂は片側にまとめてコンパクトに配置し、生活スペースをしっかり確保しました。お風呂についても、浴槽を設置すると場所を取ってしまうので、思い切ってシャワーのみにしたんです。

また、将来的に介助が必要になったときに対応できるように、階段が取り外せる仕様にしたり、防犯面も考えてハウス自体に少し高さを出すなど、細かな部分にも気を配りました。使いやすさと安全性、その両方を意識したつもりです。

「わざわざ」が「ついで」に変わった安心感。父が「最高の我が家」と語るトレーラーハウスでの暮らし

鈴木様のご自宅前に設置したトレーラーハウス
鈴木様のご自宅前に設置したトレーラーハウス外観
鈴木様のご自宅前に設置したトレーラーハウスの玄関前
鈴木様のご自宅前に設置したトレーラーハウスの玄関前

トレーラーハウスを設置してみて、その後のお父様の生活に変化はありましたか?

鈴木様:はい、劇的に変わりました。設置前は、父の様子が気になっても、とにかく時間を作って見に行くしかない状況でした。

以前は週に一度、様子を見に行っていたのですが、今ではほぼ毎日顔を合わせています。ほんの少し顔を見る程度なのですが、その「少し」が大切で。

これまでは、父の安否確認が「わざわざ」時間を確保して行う特別なタスクでした。それが今では、仕事へ行く前に「ついでに」立ち寄ったり、帰りに顔を出したりと、ごく自然な生活の一部になったんです。この「わざわざ」が「ついで」に変わったことは、精神的にも時間的にも、本当に大きな変化でした。

「ついで」に立ち寄れるというのは、心理的な負担もかなり軽減されそうですね。

鈴木様:まさにその通りです。以前は往復で2時間近くかかり、移動時間だけで疲れてしまうこともありましたし、貴重な休日が一日潰れてしまう感覚でした。

今は、朝、食事を届けながら「行ってきます」と声をかけ、仕事の帰りには「ただいま」と顔を出す。そんな無理のない生活リズムが自然に生まれました。父にとっても、毎日顔を見せることで安心感につながっているようです。

このように、苦にならずに父との時間を持てるようになったことが、何より嬉しい変化ですね。

実際にお住まいになっているお父様のご感想やご様子はいかがですか?

鈴木様:それが、私たちも驚くほど快適に過ごしているようです。

設置した当初、父は「たまには苫小牧(元の家)の方にも行って、家の様子も見てこようかな」と頻繁に口にしていました。私たちも、二つの拠点を行き来するような生活になるのだろうと、漠然と考えていたんです。

ところが、実際にここで暮らし始めてから、父の口から「あっちの家に行く」という言葉を聞いたことは一度もありません。
それは意外ですね!当初の想定とは全く違う展開になったのですね。
鈴木様:はい。すっかり、ここでの新しい生活リズムが確立されたようです。「自分の生活はもうここにあるから、わざわざ元の家に戻る必要がない」と感じているのでしょうね。

当初は少し寂しがるかとも思いましたが、全くの杞憂でした。私たち家族がすぐそばにいる安心感と、自分のプライベートな空間が両立できているこの環境が、父にとって最高の”我が家”になったのだと感じています。

リビング
シャワー
トイレ
キッチン

お父様が決断された背景には、やはりプライベートな空間がしっかりと確保されている、という点が大きかったのでしょうか?

鈴木様:はい、それが最も重要なポイントだったと思います。正直なところ、私たちの近くに来てくれるかどうか、とても心配していました。ご自身の体の状態を考えても、決して楽ではないはずなのに、「まだ自宅で生活したい」「自分は大丈夫だ」と意地を張ってしまうのではないかと。

ですから、最終的に「行く」と決断してくれた時は、本当に安堵しました。

住み慣れた環境を変えることへの抵抗感も、かなり強かったのではないですか?

鈴木様:その通りです。元の家では主に2階で生活するのが長年の習慣で、私たちが「階段は危ないから1階に生活スペースを移したら?」と提案しても、断固として「嫌だ」と言い張るほどでした。

そんな父が、住む場所そのものを変えるという大きな決断をしてくれたことには、今でも感謝しかありません。そして、実際に住み始めてみたら、「ここは広くて、全然いいじゃないか」と、とても満足している様子です。

その大きな決断を後押しした、何か特別なきっかけがあったのでしょうか。

鈴木様:実は、当時、父に10枚にもなる手紙を書いて渡したんです。

正直に申し上げると、体の状態を考えれば、施設への入居も考えなければならない状況でした。しかし、私たちは父に、父自身の人生を諦めてほしくなかった。

手紙には、「施設に入って、決められた生活の流れに自分を合わせることで、今まで築いてきた自分の生き方を諦めないでほしい。ここ(トレーラーハウス)なら、安全な環境で、自分の生活スタイルをそのまま続けられるよ」という想いを、切々と綴りました。

その手紙を、今でも父が大切に保管してくれていると聞きました。私たちの想いが、しっかりと伝わったのだと信じています。

北海道の厳しい冬を実際に越してみて、断熱性や室内の温かさについてはいかがでしたか?

鈴木様:はい、その点については全く問題ありませんでした。

私たちも当初は少し気になっていましたが、実際に一冬越してみて、その性能の高さに驚いています。父も寒さを感じることなく、快適に過ごすことができました。

改めて「トレーラーハウスのここが特に気に入っている」というポイントがあれば教えていただけますか?

鈴木様:そうですね、どこか一つを挙げるのが難しいくらい、全体的にとても気に入っています。

そして何よりも、住んでいる父本人が「ここが一番住みやすい」と言ってくれていることが、私たち家族にとって最高の答えですね。

以前、私の姉が泊まりに来たことがあるのですが、その時の感想が象徴的でした。「これ、トレーラーハウスって言われなければ、ごく普通の家と全く変わらないね」と驚いていました。

トレーラーハウスというと何か特別なものを想像しがちですが、実際に生活してみると、快適でしっかりとした「我が家」そのものです。その安心感が、一番の魅力かもしれません。

最後に、かつてのご自身と同じように、親御さんとのこれからの暮らし方に悩んでいる方々へ、メッセージをお願いいたします。

鈴木様:親との関わり方、その距離感に悩んでいる方に、ぜひ「トレーラーハウスという素晴らしい選択肢がある」ということを知ってほしいと、心から願っています。

私たち家族も、そして父自身も、今、お互いに安心して快適な毎日を送ることができています。

「近すぎず、遠すぎず」

プライバシーは尊重しながら、何かあればいつでも駆けつけられる安心感もある。この絶妙な距離感を保てる暮らしは、トレーラーハウスだからこそ実現できたと確信しています。

“その人らしい生き方”を尊重できる、という点も大きいですね。

鈴木様:まさに、それが一番です。何より嬉しいのは、父が自分自身の生活リズムを崩すことなく、「父らしく」生き生きと暮らしていることです。決められたスケジュールに合わせる施設での生活とは違い、本当に「自分らしく」日々を送れている。

これはトレーラーハウスがあってこそです。この暮らしは、完全な同居でも、施設への入居でも実現できなかったでしょう。

私たちはその実現を共伸さんにお任せしたのですが、結果として、この選択は大成功だったと心から思っています。もし同じような課題を抱えている方がいらっしゃるなら、ぜひこの新しい可能性を検討してみてほしいですね。

インタビューのご協力ありがとうございました!鈴木様ご家族の、穏やかで心豊かな暮らしが、これからも末永く続くことを心よりお祈り申し上げます。

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